不安を和らげながら治療できます
もりさき歯科クリニックでは、歯医者を苦手に感じる方や、お子様の治療で大切なのは、不安やストレスを取り除くことだと考えています。
そこで当院では、不安を和らげながら治療できる「笑気麻酔（笑気吸入鎮静法）」を取り入れました。
目次
笑気麻酔（笑気吸入鎮静法）とは
歯医者を苦手に感じる方の中には、痛みだけでなく、「気分が悪くなる」という理由を挙げられる方は少なくありません。
実は、血圧の上昇や気分が悪くなるといった不快症状を引き起こす原因のひとつは、治療に対する恐怖心や緊張です。笑気麻酔を使えば、不快感の原因となる恐怖心などを和らげ、リラックス状態で治療を受けていただけます。
「歯医者の麻酔」というと痛いイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、笑気麻酔は鼻から吸入するだけなので痛みもありません。
意識がなくなる全身麻酔や、極度にウトウトした状態になる静脈内鎮静法とは異なり、意識がある程度はっきりしていて、歯科スタッフとも会話ができます。
笑気麻酔の安全性について
もりさき歯科クリニックでは、歯医者の治療に不安がある患者様に、リラックスした気分で治療を受けられる笑気麻酔をご提案しています。ここでは、笑気麻酔について知っていただき、治療の選択肢にお考えくだされば幸いです。
笑気麻酔の副作用について
笑気麻酔は毒性がないため、副作用がほとんどありません。一般的に、体内に入った薬剤の多くは肝臓で分解されるため、負担となってしまいます。一方で、分解もされず速やかに体外へ排出される笑気ガスは、副作用が少ないだけでなく使用後の回復が早いのも特長です。
肺や心臓などへの負担もないため、多くの患者様がご使用になれます。
笑気麻酔で痛みはなくなる？
笑気麻酔自体に痛みをなくす効果はありません。ですが、緊張を和らげる効果があるので、注射の麻酔に対する恐怖心なども低減して患者様の負担を減らすことができます。
また、笑気麻酔は鼻から吸入する無毒な気体なので、小さなお子様の使用も問題ありません。
笑気麻酔を使った治療の流れ
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1
笑気ガスを鼻から吸入
治療台に横になり、専用マスクを装着。鼻から笑気ガスを吸入します。
最初は酸素だけを流し、鼻呼吸になっていることが確認できたら徐々に笑気ガスの濃度を上げていきます。
深呼吸をするような要領でゆっくりと深く呼吸をしましょう。 -
2
笑気ガスの濃度を上げます
笑気ガスの濃度が上がると、リラックス状態になっていきます。このとき、「不安がなく、フワフワした心地」になったり「音が遠くで聞こえるような感じ」になったりします。個人差はありますが、中には「軽くお酒に酔ったような気持ちの良い状態」とおっしゃる方もいます。
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3
吸入をしたまま治療開始
歯科医師が笑気麻酔による鎮静状態を確認したうえで治療をスタートします。笑気麻酔を継続したまま治療を進め、場合によっては局所麻酔も行いますが、強い痛みはあまり感じません。笑気ガスには弱い鎮痛効果も伴うためです。
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4
治療後は10〜15分ほど安静に
治療完了とともに笑気ガスの吸入も終了します。治療後は院内で安静にしていただきますが、10分〜15分とごく短い時間だけ。お帰りには、車を運転していただいてもかまいません。
よくある質問
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Q1：保険は適用されますか？
A：基本的には笑気麻酔も保険適用となります。ただし、インプラントなどの「自費診療」の場合は、保険が適用されません。治療内容に合わせて笑気麻酔が保険適用になるのか、保険適用外になるのかが変わるので、注意が必要です。
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Q2：笑気麻酔ではどんな状態になりますか？ 副作用も気になります。
A：体の力が抜け、気持ちよく酔ったようにフワフワとしたリラックス状態になりますが、全身麻酔のように意識がなくなるわけではありません。半分意識があるような状態なので、会話もできます。
なお、笑気ガスは毒性がないため、副作用はありません。短時間で体外に排出される笑気ガスは患者様の負担も少なく治療ができます。 -
Q3：治療後に車の運転をしても問題ありませんか？
A：車は運転しても大丈夫ですが、その場合は治療後安静にする時間を少し長めにしていただきます。
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Q4：治療は誰でも受けられますか？
A：基本的には鼻呼吸ができる方の多くは笑気麻酔をご使用いただけます。ただし、次のような方は笑気麻酔を使えなかったり、効きにくかったりするため、おすすめしていません。
- 中耳炎を治療中の方
- 鼻呼吸が困難な状態の方（アレルギー性鼻炎、鼻詰まりなど）
- 妊娠中または授乳中の方
- 喘息や気胸など、呼吸系疾患がある方
- パニック障害や過換気症候群（過呼吸）がある方
- てんかんの既往がある方
- 肺閉塞や腸閉塞のある方
- 2ヶ月以内に眼科手術を受けた方
Pickup! 笑気ガスとは
笑気ガスとは、吸うとリラックスした状態になる「亜酸化窒素」という気体のことです。笑気麻酔では、低濃度の亜酸化窒素と医療用酸素を混合して使います。
笑気麻酔の使用は日本でも100年以上の歴史があり、抜歯などに利用されてきました。歯科の分野に限らず、眼科の手術などにも使われています。